お家の方へ

成長期の幼児から中学生までの子供には、年齢による身体や筋力の発育、 集中力や持続力など、とても個人差があります。


生徒の上達のペースは一人一人違って当たり前です。 上達の一番の近道は諦めずにレッスンを続ける以外ありません。


クラシックバレエの基礎習得にはとても時間が掛かりますが、根気強く、焦らず、 諦めずに時間を掛けて正しく基礎を身に付けるように努力をすれば、 必ず踊れるようになります。

 

保護者の皆様はお子さんを他の子と比較したりせずに、少し離れたところから静かに気長に見守ってあげて下さい。

 

どうか宜しくお願いします。


コンクール参加について

コンクールは同年代の人達と舞台を共にすることで、広い視野で現在の自分のレベルをはかる目安となり、またダイレクトに刺激を受ける効果を期待して挑戦しています。


本来バレエというものは、競い合うものではありません。ましてや点数をつけられるものでもありません。
一昔前のコンクールは技術重視の傾向が強く、画一的なダンサーばかりが上位を占める様子に敬遠しがちでしたが、最近ではその印象も随分と変化して来たように思えます。
<音楽性><スタイル><技術>はもちろんのこと、《プレゼンテーション》のある心を表現出来る優秀な人達が認められてきています。本当に素敵なダンサーがキラッキラッ発見出来ます…。


そういった空気の中から少しでも目に見えない何か『ポエジー』を体感して欲しいと思いを込めて、参加者を送っています。
やはりコンクールには発表会やフェスティバル(勉強会)と違った厳しさがあります。
経済的にもお家のご理解と応援が必要不可欠となります。
そういったことに感謝出来る心と、厳しいリハーサルに努力を惜しまない人を見極めて私の方からコンクール参加の意向を聞いています。


他の舞台と並行してお稽古がある時は、本人が「コンクールに挑戦するキモチ」を忘れないように、他の生徒達とハッキリと区別し取り組むようにもしています。自覚を持って1回1回のお稽古をして欲しいからです。
それから何でも「1人で取りくめること」も大きな要素です。


これはコンクール会場では親御さんが楽屋につきっきりなど出来ませんから、身支度からエントリー受付など(もちろん付き添いますが)実務的な事から、普段の生活では「自分の言葉で話が出来る」=「自分の意見が言える」等です。そして私とのリハーサルを反復して良かった所、足りない所を理解し「自習」出来ることも最も重視することです。


こう挙げると、大変な事のようですが、しっかり取り組むといった強い気持ちで挑めば別段難しいことではないのではないでしょうか?
大前提の本人のヤル気がお家の方や先生を奮起させ、コンクールに向けての3人4脚が始まるのです。


誰にでもチャンスはあります。
先輩達に続き「コンクールに挑戦したい!!」と訴えるキラキラした目に背中を押されることを期待しています。
一緒にがんばりましょう“☆”



田島和実バレエ・ストゥディオ

TEL/FAX: 0797-86-7312

E-mail: tajima.ballet@gmail.com