WDF終了しました

日曜日、2022ウィンターダンスフェスティバルvol.14が終わりました。

第6波が不安ななか、主催者様はもとより出演のダンサー皆んなが感染対策に努めての本番でした。
当たり前のことですが、最優先事項です。
発表会での経験を踏まえ、引率のママ達の細やかな対策には感服しました。

直前には私達の仲間（敢えてこういう）が残念ながら出演を見送りました。
当日の体調には問題がなかったものの、万全ではなかったので、涙を飲んで断念しました。
まさしく涙をのみ、友達の励ましや周囲に助けられ切り替えようと努力していました。
いつもみんなの中で、太陽のような存在の生徒です。
太陽がかけた分、仲間たちはいつも以上のエネルギーを出し合っていました。
こう書くと青春物語みたいですが、間近で見るそれは、もう少しカラッとまさに〈やる事をやる〉という姿勢。

最近、ジュニア生との会話に一方通行でない成長を実感します。こういう場面でもリアルな温度で乗り越えて行っているからでしょうか。

休演のジュニア生は自分が開けた穴を〈迷惑〉だと心配し、それを〈なんて事ないよ〉と直前の応急処置も、あっけなく鮮やかにやり切った生徒達。
いつも私はストゥディオ生をシャイガール＆シャイボーイと表するのですが、これからはそこに"サムライ"とプラス形容しようと思います。

今回は私も気付きの会でした。

バレエの先生としては、まず舞台にのせる事が第一目標です。
それが生徒達の頑張りが報われる最善の方法と。
でも、場合によってはそこを回避させる事が本人を守る事でもあるんですよね。
立場って、その考え方だけが正義かのように、アンバランスになりがちです。
そんな私の周りにはそっとヒントを出して、導いてくれる方がいっぱいです。
本当に感謝。



さて、内容の方は新生"エグゼルシス"は清潔感のある踊りで、客席・ご一緒した先生方にも口を揃えて褒めていただきました。
辛口のカズミ先生としては『つま先とアンディオールはお家に忘れてきたの？』と言いたいですが、内心ニヤニヤしています。
だって、ひたむきで《バレエを目指している》雰囲気だったから。
自慢の子達です。


初経験も含めバリエーションにも出演した子達は、衣装が違うようにそれぞれの物語でパフォーマンスしました。（役柄について作文を書いてくれた子も）。レパートリーとしてお稽古するやり方も賢くなってきました。
新芽の伸び方は違っても、全体的にぐぐっと楽しんだ舞台でした。

今回初めて作品として参加したウィンターダンスフェスティバル。
しっかり記憶に残った本番となりました。

改めて関係各者及びサポートの皆様に感謝申し上げます。







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