オフステージ

週末は春の恒例舞台。バレエスタジオミューズの"プリマベーラ"でした。
今回はベビー科さん達が大勢観に行き、いや、ほとんどの子達が劇場に出かけてくれました。
ユーハ先生もさぞかし心強かったと思います。

あまり、スタジオではレッスンをしている姿は見せませんが、毎日のようにプリエから始まる生活をしています。そして、よく自習をします。自分の中にないキャラクターを探す作業は、体力的にしんどいけれど糸口見つけるようで楽しいのです。
演目は"白鳥の湖からグラン・アダージョ"を5月の発表会でも踊って頂くアンディ先生と。
こういう気持ちを乗せていく作品て、特に『冷静と情熱』（←小説にもあったタイトル）という言葉を思い出します。
情熱だけでは音楽とも振付とも、パートナーともフィットしないし。
冷静も然り。
舞台の魔物が微笑んでくれる時もあるし、フラれる時も。

今回の感想はどうだったのかというと、5月にリベンジだそうです。客席の反応も先生方からも良い評価を頂いたのですが、やはり本人はアンハッピーな表情です。たくさん稽古したから、悔しさも実感出来るというものです。

最終プログラムの『Napoli Divertissements』はたくさんのダンサーのパワーが集結した文句なく楽しい作品でした。音符とステップが見事にマッチし、適材適所のダンサーが魅せる表情に心踊ります。オデットからナポリの町娘に変身したユーハ先生は、ソリストとして心から弾んでいたようです。
この作品が観れた春の宵は、ぐっと花の香り増した気がしました。

次はユーハ先生をリーダーに、みんなで５月へ猛チャージです！やるのみ！楽しむのみ！

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