発表会エトセトラ〜開演時間について

桜の花も一気にほころんで、スタジオのある夙川沿いはこんもりとカラフルな小径になっていました🌸
気持ちよい4月です。
新年度。
新しい元号も公表となり、幕開けのファンファーレが高鳴ります。
大好きな昭和はまた古くなっていきますが、(昭和世代の)人々の中ではさらに愛着のある近しい"とっておき"になるでしょう。

さて。
今日は発表会にまつわるエトセトラ。
保護者の方や出演者が聞きたい(であろう)ことのお話です。

開演時間について。
「もっと早い時間にしてほしい」

開演時間はとくに小さいお子さんがいる方は普通にそう思いますよね。私も娘が小さい時は早く帰宅したいと思ってました。

諸事情を申しますとリハーサル室で全体稽古をする時でもバレエマットを敷く準備をします。

元々舞台は木のむき出しの床でバッグも倉庫のようになっています。それをバレエマット(しかも長時間大変な負荷に対応できるように隙間なく、何枚も)スタジオの敷き方の比ではありません。
そして背景、そで、緞帳、他の沢山の吊り物を一つずつ手作業で吊っていきます。
照明も同様、機材ひとつずつのシューティングを決めて、スタッフさんは9時からお昼まで時には休み無しで設営して、やっと我々が使える段取りになります。演目により昼もずれ込むこともあります。の場合は早朝料金を払って早目に作業する訳です。

とても早い時間に開演されている発表会は前日に舞台仕込みが完了して、リハーサルまでしている場合が殆どです。そうすれば当日はかダンサーが軽く確認するだけなので、朝からゲネプロ(衣装をつけ、照明・装置もある本番通りのリハーサル)が出来ますね。

それが理想的なのですが、そうなれば単純計算 ホール代、人件費が倍弱発生します。


そして、利用団体に比べて圧倒的にホールが少ないため前日当日の2日間が空いていない場合が多いです。
毎年ホール抽選にドキドキしているのです。

これには本当に悩むところなのですが、以前は土曜日の本番(翌日が日曜のため楽)もしていましたが、私学は学校があります。
夏休みなど長期休みの平日ならホールはおさえ易いのですが、ご父兄のお仕事の都合がつきにくいでしょう。
費用的、ホール事情、そして1番考えなくてはならない出演者事情。

など、どの案も一長一短です。


毎回ホールがとれるだけでも幸運と感じています。

発表会(勉強会)1年に1回のお祭りだと思ってご協力してもらえたらと思います。

舞台写真:テス大阪