ありがとうございました

週末 全日本洋舞協会合同公演〈ラ・バヤデール〉が終わりました。
当日は朝から楽屋入りさせて頂きました。

ゲネプロ前のクラスレッスンから本番の1日は始まりました。
舞台上での!生ピアノでの!レッスンです。
とても贅沢です。
所属先がばらばらのダンサー達が半年をかけ同じベクトルで、この日この場所を目指し。最後まで丁寧に気持ちをひとつにしましょうと、リハーサルの前を整えられた振付けの夏山先生、協会の先生方のお心遣いを感じました。
本番に向けてのコンディションの作り方はダンサー様々ですが、シンプルに身体が上がり床を感じられるクラス内容。うちから参加させて頂いた(多分)最年少の子役も、一緒に受けさせて貰い、特別な空気に身を置けたようです。その意味は今の本人に分からなくても、その空間を味わえた事が素晴らしい。

前日のリハーサルではたくさんのアドバイスがあった事でしょう。本番のゲネプロは、照明・装置含め全体的なチェックで静か、かつ効果的な運びでした。
必ず幕ごとに夏山先生は『よかったよ。ありがとう』と仰っていました。ダンサー達はなにが足りなくて、何に自信を持てば良いか迷いなく解る。

本番はやはり皆さん(うちのおチビの子役でさえ)本番パワーで、さらに変化していました。
1時間の予備時間の間に照明も少し手直しがあったのかな?私には100年くらい深みとロマンがプラスされた照明に感じました。あの明かりの中で観るアラベスクの詩的な事ったら。
本番、本当に素晴らしかったです。

毎回舞台を観るとダンサーが素晴らしい分、見えない場所でのスタッフ力を感じ敬服しますが、今回は円滑にここまで辿り着けるようご尽力下さった諸先生方に感謝でいっぱいです。
そして、夏山先生の前日リハからゲネプロ、本番へのみんなのテンションの持って行き方に唸るばかりでした。

素晴らしい舞台創り。
ありがとうございました。