キャクセキノ品格

この週末は母の日でしたね。

昨年のブログに我ながらの言葉が直球で響いたので、再投稿。一部修正しています。

『田島バレエチームのみんなへ🎈

母の日じゃなくたって、365日感謝しなくちゃね。みんなが毎朝起きられるのだって、幸せを心から『シアワセ♪』って感じられるのだって、『暑くない?寒くない?』といつも気にかけてくれるのだって、、、
大好きなバレエが出来るのだって、あなた達のママがいるからよ。

当たり前のことを、振り返ろう!
そして、感謝を言葉にしよう!

だって今日は#母の日だから🌹』

だね。私の母は小さい人で、なんでこんなジャンポリーな娘が生まれたのか。父が旅立ってからは、とにかく母に自由に怒ったり、笑ったり、泣いたりして欲しくて私達姉妹はいつも心を砕いている気がします。
そんな母に一歩ずつ前進してもらおうと、オーダーメイドの靴をプレゼントしました。2人で計測したりシューフィッターさんとああでも無い、こうでも無いとワイワイする時間が母の日の贈り物です。
4週間後に靴が届くのは、おまけとして。

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さあ。そんな母のことはこのブログでも少しだけ登場させた事があります。ざっくばらんでロマンチックな母は、わたし達の特別な日をキチンと整えてくれた人でした。例えばバレエの発表会は子供達のにとっては晴れ(ハレ)の日。小学高学年ともなれば、機能的にジャージで楽屋入りするようになりましたが、とてもとても古い思い出にはタンスの1番奥にしまっているワンピースを着せてくれた記憶があります。

本番当日はお手伝いで走り回る母も動きやすい姿でしたが、客席に座る時は身繕いを整えていたようです。清潔なブラウスや香水がほのかに香るハンカチはその証拠。

実は先日とある発表会の客席が、なんだか不思議な光景だらけで。残念な気持ちになりました。
観劇する最低限のマナーとして、スマホはOFF(100歩譲って鞄にしまう)。スマホ、タブレットの液晶灯りは大変目立つものです。そして、撮影なんて没収レベルです。何故か?照明効果の妨げ、著作権、肖像権の保全など理由はたくさんありますが、何と言っても周りの人にメーワク!大メーワク!
それが先日の客席では、ノーマナーな行為があちらこちらで見受けられまして、正直絶句でした。

あるお父さんは舞台上の我が子がポーズするたびにスマホ撮影。彼女にも恥ずかしい思いをさせていると気づかないのかなぁ。
華美にする必要はありませんが、自分のお子さんの記念の日には清潔感のある装いで素敵な思い出はプロのカメラマンに任せて、しっかりとお子さんの成長を味わってはいかがでしょう?

これは個人的見解ですから、固苦しいと感じる方もいるかな?でも敷居が高いとそれとは別のお話。
教室のカラーって、舞台上で見えるものではなく、実はこんな客席の品格として透かして見えるのではと感じる1日でした。

日常をラッピングして披露する発表会。温かくて、居心地が良い時間にしたいものです。そして、我が身を振り返るのでした。