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今朝は2011年の発表会プログラムに寄せた挨拶文を読み返しました。

こんな事を思っていたのだなぁ

『…振付けをスタートさせた頃は、マスメディアから流れる情報も錯綜する毎日でした。震災の中で大切な人に別れを告げたり、肉親を探している人を思うと胸が詰まりました。そんな想いをレッスンバッグに詰めて、稽古場に出掛けて行く不思議さ…。同じ時間に全く異なる景色を見ている自分に戸惑いを感じました。

(中略)

いま、それぞれの持ち場で死にものぐるいで頑張って下さっている人たちに感謝を込めて、出演者全員でエールを送ります。まずは私達が健全であり、被災地のかたの毛布になりビタミン剤でなければ』2011・7・2  第８回発表会より

そんな風に留めながら生徒達みんなで、あの空へ届きますようにマーチ高らかに

‘スターズ アンド ストライプス’を作品に加えました。

当地も阪神淡路大震災を経験しました。寒い朝も、道路に倒れた電柱もあの日の光景は記憶の特別な引出しにあります。だけど、不思議と思い起こされるのは、シュンシュンやかんの湯気だったり 人一倍おしゃべりになった家族の笑顔だったり。力いっぱいのことばかり。

静かに進んでいくのですね。

そう、信じて。

14:46  合掌

(投稿:kazumi)