スタジオ便り

きのう、今日、明日と繰り返されるスタジオ風景の中で 気持ちが湧く瞬間があります。

ここに通って、また、通り過ぎて。
卒業して次のフィールドに歩き出す人達のポケットが、ここでの経験により少しだけ彩のあるものになれば嬉しいし。思い出しても、思い出さなくてもイイ…位に思っています。だけど、やはり時間を超えて再会するのはジンワリとするものですね。

先日は長らく通ってくれた生徒さんが娘さんを連れて、来てくれました。なんと、ベビー科で習い始めます。小さなバレエシューズでデビューした女の子が、あの日の彼女から続くとは夢にも思いませんでした。思いがけない贈り物です。
このベビー科にはもうひとり5歳の元気な女の子も体験レッスンに参加しました。私の想像力もかなり自慢の品なのですが、子供の発想力には予想出来ないことがたくさん!面白くて、1時間のクラスがあっと言う間でした。

子供たちに求める事は、とにかく元気に!来週の伊丹 ”いたみバレエルーム” も体験のお申込があり、とても楽しみです。たくさんの個性パーツが集まってくれたら、いいなぁ。

先週はこんな事もありました。
うちの小学高学年も中学生も、個々のパワーは強いのに レッスンとなれば、割と受け身がち?よく言えばお利口。お利口過ぎるのです。ほかの先生方は反抗期の生徒さんとの一進一退の攻防戦を繰り返され、それが(きっと嬉しい)悩みの種でも?
だけど、私は思い出しても あんまりそういった感覚が無いのです。反抗期に手を焼いた事がない。
そんな中で、ほんのちょっぴり気持ちよくレッスンが出来ていないのかも?と、感じる生徒が。もちろん一生懸命に真面目に通って来てくれるのですが、少しだけ”のっていない”感がありました。が、先日のレッスンはまるで纏う空気が違い  、私まで思わず引っ張られるワクワクの時間でした。

生徒たちがもっともっとと欲すれば、私たち教師側はすべての引き出しを開けてキャッチボールがしたいのです。
どちらも発進・発信があればムダな時間なんてひとつもないのです。

(投稿:kazumi)