おしゃべりな後部座席

サロンなうです。
週末の'※サマータイム'のために、モアショートに。馴染みの美容師さんとのお喋りもそこそこに、感じ悪くタップ作業してます(笑

その、本番翌日は生徒達が賛助出演の舞台があり秋のステージ三昧に多謝♪

先日 生徒達とドライブをしました。小学高学年ともなれば私(おとな)に聞かれたくない話もあるだろうに、彼女達は無防備というか おぼこいというか、後部座席のお喋りに夢中です。話題は車窓のパノラマが変わるが如く、パラパラ多岐に渡ります。他愛もない会話のなかで、彼女達に対する印象が少し変わった時間でした。それぞれに抱えている黒い塊があり、でもその『なやみ』に彼女達の方法で対応して行っていること。ちゃんと辻褄を合わせる術を見つけ出しているんだということに、驚きつつ逞しく感じました。と、同時に『バレエでは(自分を)作らなくていいねん〜』と、声を揃えて言うのを聞くとすこし鼻の奥がツンとしました。モチベーションはそれぞれだけど、ここに集まるひとたちは同じ方向を 同じ目的を向いているからなのでしょう。少なくとも居場所がある。それだけで スタジオをしていて良かったなぁと思います。

思春期手前の彼女たちの悩みの大半は、それほど複雑なものではないです。が、すぐに明日解決出来るものでもない。それに距離を計っていく。。。あの子たちはそれも出来ている!そして、この先はもっと上手く 整備していくでしょうし。
いまはあの小さな身体いっぱいに抱える黒い花が、世界中の悩みのように感じているかも知れません。それだけが彼女達の宇宙のように。

お説教するつもりもないですが、バックミラー越しに一言だけ。
『今は自分ひとりで悩みの真っ只中にいる気になるかも知れないけどね、大人になるまでにはたくさん大きな悩みがいっぱい出てくるの。だけど、それよりもっとキュンとすることや 、嬉しいことに出逢うから』
(恐れることはない。それまでに思慮や勇気という武器を手にすれば)

どこまで響いてくれたかは分からないけど、いつかの日にたまに思い出してくれたら良いな。でも、もう一つ二つ壁を超えているかの後部座席の目は、しっかりと頷いて。コンタクトを取れた気がしたドライブでした。

(投稿:kazumi)

※11/7土曜日  @大東市文化会館サーティーホール  PM5:30開演  入場無料
【ポワント・エ・リュバン発表会】
出演させていただきます→”サマータイム”を踊ります。