泣くギター、笑う月

せっせ、せっせと上半期にアウトプットしたものを詰め込むように 色々な場所に出かけ、見て触れて…愉しんでいます♪

昨日は塩屋のグッゲンハイム邸までデュオを聴きに行ってきました。地球の裏側からやって来たアルゼンチンの若きシンガーと、佇む姿が物語のような日本人歌姫の織りなす調べが、一本のギターに乗って。。。南米の唄は力強くて、深淵でした。実はお友達の料理家が協力で携わっているこの企画、ライブスタート前に食せるアルゼンチン料理のプレートが楽しみでもあったので♪素朴で旨味いっぱい!しっかり噛んで頬張って!知らない人同士がプレートとワイン(私は車だったので、飲めず残念)で丸テーブルを囲めば、これから繰り広げられる音の舞台に予感を交換したり、お天気のお話をしたり。共有するとはこういう感覚です、わたしは。

さて、スタート♪ギターが時折”泣く”ような瞬間がありました。居間の大きな大きな窓には、庭先の裸電球達がワルツを踊るように揺れています。あいにくスーパームーンは庭の茂みに隠れて見えなかったのですが、まるで静かな月灯りが部屋まで伸びてきそうでした。ほんとに特別な空間。

この風景はチャンネルをひねっても、スマホをスクロールしても出逢えないのです。お手軽に手に出来る以外のことって、実は、とっても、見過ごせないSpecial  Oneが隠れているのですよ。

月も音もお料理も、そして人も主役になった塩屋の夜でした。

(投稿:kazumi)