2月の舞台で初めてのソロバリエーションに挑戦する子達ばかりのキッズクラスは、とてもとても気持ちが上昇気流です。
ひとつ声をかけてもぐんと変化しようとしています。
もちろん得意、不得意はあっても"やらされてる感"は全くなくて、先生としては有難い空気です。
少し前はもう少し皆んなが違う方向を向いていたかな。
このクラスの生徒ではないですが、元気印の5年生からお手紙をもらいました。
運動神経も音感もよくてマシュマロのような笑顔が素敵な女の子です。活発なイメージだけれど、同じだけ繊細な面もあります。
ゴールデンエイジの時期だし、レッスンも積極的だし、少し背伸びしてクラスを進級させました。
新しい環境は彼女にぴったりだと思ったのです。
しばらくして、体調を崩してお休みが多くなったこと（学校も習い事も）もきっかけだったのでしょう、お手紙には「先生と近い距離でゆっくりとマイペースでバレエがしたいです」と書かれていました。
新しいクラスは人数が多く、少しスピードも早くなり難しいと感じたのでしょう。急に私が遠く感じられたそうです。（そうだったんだ。。。）
どうしてもクラス全体で"皆んながんばってる"と言ってしまいがちだけど、皆んなは一括りではなく〈千差万別〉でした。
いまは体調も回復し、クラスも戻した5年生。
マイペースを選んであの笑顔でお手紙をくれました。
自分で決めて、ちゃんと私に伝えてくれたことに救われた気持ちです。
そんな事もあれば、努力家の中学生に何気に「レッスン増やしてみる？」と聞くと、まるでその言葉を10年来の恋人からのように心待ちにしていたようでした。
実際はスケジュール調整もあるので、お家の人と相談してねとなっているのですが、あの頬を上気させた表情はちょっと忘れられません。
ハードルを上げていい時、ペースを合わせる時、色々な潮時を見極めるのは本当に難しいです。
今日は嬉しい女の子2人のお話しでした。
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この機会にバレエへの切符を手にして頂けたら、嬉しくおもいます。
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