誰もが受け入れられて、誰もがふさわしい場所

東京に”未来食堂”と一風変わった食堂がある。なにより、目から鱗の独自システムに驚き感心、そして納得。

かつ、計算された発想による黒字経営という裏付けに、メデイアに取り上げられて久しくないのでご存知の方も多いのでは?と思います。(興味が傾いた方は、どうぞ検索してくださいw)

初めてテレビで紹介されたその食堂の光景で印象的だったのが、店の中心に位置するカウンターの中でニコリともしない店主の小林せかいさん。接客業だもの、普通は元気な声と美味しそうな笑顔でお客さんを迎えるものなのに常連さんにさえ、お天気の話もしない。その見据えた手拭いかむりの小林店主   が気になっていたのです。

”未来食堂”には理念があるそうです。
誰もが受け入れられて、誰もがふさわしい場所

だから、常連さんにも少し足の遠のいたお客にも変わらぬテンションの『いらっしゃいませ』食堂を訪れる人もありのままで暖簾をくぐれるようです。
わかりやすい。
どの人にも変わらぬ距離感。

オープンクラスをさせて頂くようになって、手探りの中で私が見つけた答えもこれと同じでした。いつでも同じテンションで。少し難しくもあり、走りすぎる時にはストッパーになっている信念。というのは少しオーバーかな?レッスン前には頭のウォームアップもあり、集中時間なので受講生の方というペラペラお喋りする方ではありません。レッスンに来てくださる方もそんな個×個な距離感を共有してくれている気がします。
クラスが始まるとぐっと距離は縮まりますけどね。


そんなことをぼんやりと考えた春の嵐の火曜日でした。


(投稿:kazumi)